ニュース 電子 作成日:2009年5月11日_記事番号:T00015269
チップセット大手の威盛電子(VIAテクノロジーズ)はこのほど、中国通信最大手の中国電信(チャイナ・テレコム)と提携し、携帯電話通信のCDMA技術を利用した製品の研究開発(R&D)を進める。CDMA方式の携帯電話や低価格ノートパソコン(ネットブック)に積極的にチップセットを供給し、同市場のクアルコムによる独占状態を打破したい考えだ。11日付経済日報が伝えた。
VIA傘下の威睿電通(VIAテレコム)が、CDMA関連特許の多くを握っているクアルコムからライセンス供与を受け、低価格携帯電話用チップを供給しており、さらにVIAのプロセッサーと組み合わせて、「山寨機(さんさいき)」と呼ばれるノーブランドネットブック市場の開拓も進めている。
既に天宇朗通や聯想(レノボ)、海爾(ハイアール)など大手を含むメーカー多数が同社の携帯用チップを採用し、ローエンド、ミドルエンド機種に浸透し始めているもようだ。
VIAは中国電信との提携による製品開発で、クアルコムへの高額の権利金支払いの負担を軽減し、CDMAの入門機種の価格をさらに1割以上抑えたい考えがあるとみられる。
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