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ファウンドリー各社、4月は売上高急増【図】


ニュース 電子 作成日:2009年5月11日_記事番号:T00015271

ファウンドリー各社、4月は売上高急増【図】

 
 ファウンドリー各社の4月売上高は、半導体市場での供給不足が表面化したことで川上からの緊急受注が活発となり、前月比が▽台湾積体電路製造(TSMC)、58.1%▽聯華電子(UMC)、51.4%▽世界先進積体電路(VIS)46.8%――と、軒並み5割前後の高い成長率を記録した。今後も8月初旬まで受注見通しが立っているため、5月、6月ともに前月比10%程度の成長率を維持するとみられている。9日付工商時報が伝えた。
 
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 TSMCは、クアルコムや威盛電子(VIAテクノロジーズ)、聯発科技(メディアテック)からの緊急受注のほか、液晶ディスプレイドライバICや電源管理IC、無線ネットワークチップ、グラフィックチップの受注が3月比2~3割増加し、連結売上高が224億5,000万台湾元(670億円)に達した。

 UMCもメディアテックおよびその傘下企業からの受注と、クアルコム、エヌビディアなど国際的大手からの受注が大幅に増加し、売上高は68億7,700万元となった。

 第3四半期は新製品の40ナノメートル製造プロセスによるグラフィックチップ、65ナノのゲーム向け、第3世代(3G)携帯電話向けチップの比重が高まり、各社の売上高は少なくとも第2四半期と同水準を維持するものとみられる。