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福建省、平潭島に対台湾自由貿易区構想


ニュース その他分野 作成日:2009年5月13日_記事番号:T00015308

福建省、平潭島に対台湾自由貿易区構想

 
 中国福建省政府は12日、同省沿岸の平潭島を中台交流の実験区と位置付け、中台間で初の自由貿易区として位置付けていく方針を明らかにした。同省政府は税関当局との間で、島内に設ける保税区となる特別管理区域で台湾製品に優遇関税を適用する方向で調整を進めている。13日付工商時報が伝えた。

 平潭島は面積371平方キロメートルで、台湾海峡に面している。しかし、これまで軍事上の拠点だったことから対外貿易拠点としては開発されてこなかった。

 福建省の関係機関は現在、実験区の具体案づくりを進めており、自由貿易区構想を含む6分野、26項目の政策措置が盛り込まれることになっている。平潭島では中台による産業協力団地の設置も予定されている。

 同省関係者によると、中国国務院は近く発表する海峡西岸経済区に関する意見文書で自由貿易区設置政策を打ち出す見通しだ。