通信機器大手の正文科技（ジェムテック・テクノロジー）の楊正任執行董事は13日、次世代高速無線通信技術WiMAXと高速無線ＬＡＮ規格IEEE 802.11nを統合したモジュールを、今年第３四半期から大口顧客に出荷することを明らかにした。14日付工商時報が報じた。
同社は昨年、WiMAXモジュールの出荷量が50万セットを超え、今年は100万セットに達する見通しだ。出荷先は北米の顧客が中心で、下半期は新たな顧客も加わる。
同社の台湾市場シェアは約60％に達している。802.11n規格が低価格ノートパソコン（ネットブック）でも導入が始まっていることなどから、同社は下半期の業績が上半期を大幅に上回ると予測している。
同社の第２四半期の連結売上高は、第１四半期の46億7,700万台湾元（約135億円）と同水準かわずかに上回る見通しだ。
