宏碁（エイサー）は今年、インテルの新型省電力ＣＵＬＶプラットフォームを搭載した、超薄型ノートパソコン「Aspire Timeline」シリーズで、出荷台数が目標の500万～600万台に達すれば、超薄型機種市場でのシェアが５割を超え圧倒的首位に立つもようだ。半導体チップのオンライン取引を仲介する集邦科技（ＤＲＡＭエクスチェンジ）による関連部品メーカーの出荷スピードを基にした予測として、14日付工商時報が伝えた。
集邦科技によると、ＣＵＬＶ採用の超薄型ノートＰＣは、今年の出荷台数が約800万～1,000万台に達する見込みだ。台湾メーカーでは微星科技（マイクロスター・インターナショナル、ＭＳＩ）が既に超薄型機種を発表し、華碩電脳（ＡＳＵＳ）も今月中に追随する予定だが、エイサーのサプライチェーンは他社より整っており強みがあるという。
ヒューレット・パッカード（ＨＰ）やデルなども参入予定だが、エイサーに出遅れた形となり、本格的なシェア拡大は第４四半期まで待たねばならないと集邦科技はみている。
