野党民進党は17日、馬英九政権の中国傾斜によって台湾の主権と経済が脅かされているとして、台北市で大規模な抗議デモと集会を行う。
デモの記者発表をする蔡主席。笠をかぶるなど準備万全で参加しようと呼び掛けた（14日＝中央社）
15日付蘋果日報によると、当日は午後２時から中山サッカー場（中山区）や台湾大学（大安区）など４地点から、蔡英文主席や呂秀蓮前副総統らを先頭に総統府前の凱達格蘭大道に向かって行進する。その後、午後４時半から抗議集会、午後10時から徹夜の座り込みを予定している。同党では昨年10月に行った前回の抗議デモと同規模の60万人を動員したい考えだ。
抗議デモに伴って凱達格蘭大道と周辺の中山南路と重慶南路は午前８時から午後10時まで交通規制が敷かれ、車両は通行止めとなる。台北市警察局では、路線バスで台北駅や台大医院に行く人に対し、都市交通システム（ＭＲＴ）の利用を呼び掛けている。
