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海峡西岸経済区、台湾の金融業進出を促進


ニュース 金融 作成日:2009年5月15日_記事番号:T00015370

海峡西岸経済区、台湾の金融業進出を促進

 
 中国国務院は14日、福建省で中台交流を促進する海峡西岸経済区に関する意見書を発表し、台湾の銀行、保険業、証券業が同省に子会社などを設立することを優先的に認可していく方針が示された。また、中台双方が共同で「海峡投資基金」を創設することも盛り込まれた。15日付工商時報が伝えた。

 意見書の内容は32項目に及び、海峡西岸経済区の戦略的意義、発展目標、政策措置などが盛り込まれている。同意見書は海峡西岸経済区に経済枠組協力協議(ECFA)のモデル地区としての地位を与えたものと言えそうだ。

 金融業の開放方針について、福建省政府関係者は「富邦銀がアモイ商銀に出資しているとはいえ、香港富邦銀の名義によるもので、台湾資本の金融機関の福建省進出は同じスタートラインに立っている。開放の程度については、両岸(中台)の金融覚書が締結された後で明確になる」と指摘した。