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文化創意産業、1兆元規模への育成目指す


ニュース その他分野 作成日:2009年5月15日_記事番号:T00015371

文化創意産業、1兆元規模への育成目指す


 行政院は14日、今後推進する六大新興産業の一つ、文化創意産業に対し総額212億8,500万台湾元(約620億円)を投入することを閣議決定した。▽テレビ番組コンテンツ▽映画▽流行音楽▽デジタルコンテンツ▽デザイン・設計▽工芸――の6項目に重点的な支援を行い、4年以内に生産額1兆元達成を目指す。15日付経済日報が報じた。
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 同政策は「台湾に立脚し、大陸(中国)市場の開拓を通じ、国際市場に進出する」をコンセプトに、台湾をアジア太平洋地区の文化発信基地とするのが目標だ。

 テレビ番組や映画では中国との共同制作を進め、流行音楽でも中国での知的財産権を守るなど、中国市場をターゲットにしたものが中心となっている。このほか、デジタルコンテンツはビジネスモデルの発展や新興市場への進出、デザイン・設計では設計産業園区の設立、工芸では伝統工芸と異業種との交流などに取り組む。

 また、この計画で芸術・文化分野に対する市民の出費比率を13%から15%に高め、20万件の就業機会を創出してメディアの生産額を20%成長させ、海外から得る利益も3倍以上に増やしたいとしている。