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中台合作のテレビドラマ、6月にも台湾撮影を開放


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年5月15日_記事番号:T00015376

中台合作のテレビドラマ、6月にも台湾撮影を開放

 
 行政院新聞局の蘇俊賓局長は14日、政府の文化創意産業の推進案が具体的に固まったことを受け、中台合作のテレビドラマ撮影に際し、近日中に中国人俳優および制作スタッフに対する規制を緩和し、台湾での撮影を開放する方針であることを明らかにした。行政院大陸委員会(陸委会)もこの方針に基本的に同意しており、実際の開放時期は手続きの関係で6月ごろになるもようだ。15日付工商時報が伝えた。

 中国は先ごろ、昨年から中台合作で制作されたテレビドラマについて、ゴールデンタイム枠での放送すると発表しており、権利金も他の放送時間の2~3倍にはね上がっているという。ただ、台湾側の規制でほとんどの作品は台湾人俳優が中国に赴き撮影しているのが実情だ。

 新聞局は、中国人俳優が来台しての撮影が可能になれば、年間25作品のドラマ制作で、台湾テレビ業界の俳優やスタッフに対し400件の就業機会を創出できると見込んでいる。また、コスト効率が上がればより良質の作品を制作し、国際市場へも進出できるとみている。さらに、台湾でのロケーション撮影で中国人観光客の増加も視野に入れる。