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CULVノート出荷、コスト上昇で各社足踏み


ニュース 電子 作成日:2009年5月15日_記事番号:T00015385

CULVノート出荷、コスト上昇で各社足踏み

 
 当初4月より出荷量が爆発的に増えるとみられていた、インテルの新型省電力CULVプラットフォーム搭載ノートパソコンは、最近液晶パネル、DRAM、光学ディスク、ハードディスクなどの部品価格の相次ぐ上昇を受けて生産コストが10%近く値上がりしており、宏碁(エイサー)、華碩電脳(ASUS)、微星科技(MSI)など各社とも出荷計画が足踏み状態となっている。15日付電子時報が報じた。

 インテルのCULVプラットフォームは、平均販売単価(ASP)の下落を食い止めるノートPC市場の救世主役が期待され、4月から出荷が相次ぐと予想されていた。しかし実際にはエイサーが「Aspire Timeline」を発表して少量を出荷したにとどまっており、ASUSとMSI依然未発売だ。

 業界関係者によると、ノートPCメーカーは、本来CULV機を699~1,099米ドルで販売したいと考えていたが、コストが上昇し粗利益率が予想を下回るため出荷見合わせを強いられているという。ASUSとMSIの同製品発売は6月にずれ込み、出荷が増えるのは7月になる見通しだ。