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AUOの1〜4月中国向け出荷、昨年通年の8割突破


ニュース 電子 作成日:2009年5月15日_記事番号:T00015389

AUOの1〜4月中国向け出荷、昨年通年の8割突破

 
 友達光電(AUO)の李焜耀董事長は14日、1~4月の中国向け液晶パネル出荷枚数が、既に2008年通年の80%に達したことを明らかにした。その上で「中国市場が台湾パネル産業復活の鍵を握る」との見方を示した。15日付電子時報などが報じた。

 李耀董事長はまた、中国の液晶テレビ市場が、中国政府による農村への家電普及プロジェクト「家電下郷」効果で第1四半期に500万台規模まで拡大し、これまで30%にとどまっていた中国地場ブランドの市場シェアも、今や80%まで大幅に成長していると指摘した。

 さらに中国では最近、台湾パネルメーカーの中国進出に対する期待が示されたり、中台メーカー提携の観測が相次いでいるとしつつ、「当社にはまだ提携の話は来ていない」と語った。その上で「技術競争力を確保してこそ台湾のパネル産業は生き残れる」との認識を表明した。

 一方で、同社の設備稼働率はフル稼働近くまで回復しているが、依然パネル価格は適正な水準に達していないと語り、欧米市場の需要回復が必須との見解を示した。