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DRAM各社が生産拡大、Q3の価格上昇見越し【図】


ニュース 電子 作成日:2009年5月15日_記事番号:T00015391

DRAM各社が生産拡大、Q3の価格上昇見越し【図】

 
 DRAM各社が第3四半期の価格上昇を見越し、相次いで生産規模を拡大しているもようだ。15日付電子時報が報じた。
T000153911

 
 華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は、独キマンダに売却した生産ラインが1月の同社破綻により稼働を停止していたが、このたび提携パートナーの米マイクロン・テクノロジーが購入することで契約がまとまり、生産を回復した。イノテラの5月のウエハー投入枚数は、減産ピーク時の6万枚以下から7万5,000~8万枚まで回復し、第3四半期は単月9万~10万枚まで増えるとの見通しを示した。

 一方力晶半導体(PSC)も、65ナノメートル製造プロセスの競争力が高く、1GBDDR2の価格が現金コスト水準を超えたため、12インチウエハー工場で段階的に生産量を拡大していることを明らかにした。市場では、同社のウエハー投入枚数は現在月4万枚まで回復しており、第3四半期はさらに増加するとみている。

 力晶は生産拡大を受け、これまで実施してきた無給休暇を月8日から4日に減らした。南亜科技およびイノテラでは6月からの取り止めを検討している。