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寿命を左右する遺伝子、陽明大が発見


ニュース 社会 作成日:2009年5月18日_記事番号:T00015395

寿命を左右する遺伝子、陽明大が発見

 
 陽明大生命科学学科・遺伝子科学研究所の蔡亭芬副教授の研究チームはこのほど、肝がんの原因遺伝子を研究する過程で、「CISD2」と呼ばれる遺伝子が哺乳(ほにゅう)類の寿命を左右する役割を果たしているとみられることを突き止めた。16日付自由時報が伝えた。

 研究によれば、CISD2遺伝子を欠落させたラットは、体が弱小で、早く老化が進み、7カ月以内に40%が死亡した。通常2年の寿命に比べ、明らかに短命だった。CISD2遺伝子はミトコンドリアの形成に重要な役割を果たしており、同遺伝子がないと、ミトコンドリアが破損し、機能を失い、老化現象が相次いで表れるという。研究成果は国際的な学術誌の巻頭に取り上げられ、注目を浴びている。

 蔡副教授は「今後、日米の長寿家系のデータベースでヒトのCISD2遺伝子を分析し、長寿の鍵を探し出したい」と述べた。