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マースク、高雄港75号埠頭の契約打ち切り【表】


ニュース 運輸 作成日:2009年5月18日_記事番号:T00015403

マースク、高雄港75号埠頭の契約打ち切り【表】

 
 デンマークの海運会社マースクが8月にも高雄港の75号埠頭(ふとう)の契約を打ち切ることを決定した。同社は現在75~77号の3埠頭を使用しており、76・77号については従来通り継続する。高雄港務局の謝明輝局長は、マースクとの契約終了後は、同港への投資を表明している中国遠洋運輸集団(COSCO)や中国海運集団(チャイナシッピング)、中国外運(SINOTRANS)など、中国の海運会社を優先的に誘致に取り組むと表明した。16日付経済日報が伝えた。

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 マースクは世界的な不景気を受けて第1四半期に3億7,000万米ドルの赤字を計上しており、大幅な経費節減を迫られているもようだ。

 高雄港は今年4月までの取扱量が前年比2割減、マースクは自社の高雄港での取扱量が35%、約35万TEU(20フィートコンテナ換算)減少するとみている。75号埠頭は昨年8月、2年の使用契約を結んだばかりで、中途解約の場合、さらに年間の半分の使用料を支払う必要がある。