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偏光板の力特、6月に南科工場生産停止へ


ニュース 電子 作成日:2009年5月18日_記事番号:T00015421

偏光板の力特、6月に南科工場生産停止へ

 
 昨年下半期から業績悪化が表面化している偏光板メーカーの力特光電科技(オプティマックス・テクノロジー)は、6月末までに南部科学工業園区(南科)工場の生産を完全に停止する。収益が回復に向かった時点で生産ラインを再稼動させる可能性もあるが、生産設備の売却を検討しているという。16日付工商時報が伝えた。

 力特の第1四半期の赤字は10億台湾元(約29億円)で、1カ月当たりの減価償却費は1億3,000万~1億4,000万元に上った。偏光板価格が現金コストを割り込む中、手持ち現金を確保するため、今年から受注量を抑え、生産規模を縮小してきた。6月末までに生産部門はすべて平鎮工場(桃園県)に集中させ、南科には顧客サービスと営業を残す計画だ。

 同社の従業員はピーク時の4,000人余りから現在は1,000人以下に減っており、全社的に20~50%の減給も行っている。

 4月の売上高は3億6,000万元で、第3四半期に月間売上高が5億元に回復すれば、損益均衡を達成できるもようだ。