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マクロニクス、12インチ工場設立を表明


ニュース 電子 作成日:2009年5月18日_記事番号:T00015423

マクロニクス、12インチ工場設立を表明

 
 半導体メモリー大手、旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル)の呉敏求董事長は17日馬英九総統の訪問を受けた際、ハイテク産業の発展には核心技術の確保が必須と提言した上で、近い将来12インチウエハー工場を設立する考えを明らかにした。同社は売上高の14%を研究開発(R&D)費用に充て、NAND型フラッシュメモリーなどの製品開発に成功している。18日付電子時報が報じた。

 呉董事長は、核心技術を持たない台湾DRAMメーカーは、DRAM海外大手が小幅赤字の際でも大幅赤字に陥り、海外大手に利益が出始めてもすぐには業績が回復しないと指摘した。このため、台湾DRAMメーカーの経営改善には、DRAM価格の上昇だけでは不十分との見方だ。

 世界のDRAM業界は2008年、サムスン電子を除いて粗利益率がマイナスに陥った。主要大手は▽エルピーダメモリ、マイナス16%▽マイクロン・テクノロジー、マイナス9%▽ハイニックス半導体、マイナス8%──にとどまったが、台湾メーカーは▽力晶半導体(PSC)、マイナス65%▽茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)、マイナス62%▽南亜科技、マイナス43%──と大きく落ち込んでいる。