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議員が相次ぎ死亡、台東県議会の風水のせい?


ニュース 社会 作成日:2009年5月19日_記事番号:T00015426

議員が相次ぎ死亡、台東県議会の風水のせい?

 
 台東県議会国民党団書記長の張茂益県議(61)は人望も厚く、公益活動にも熱心な地元の有力政治家。17日午後6時半ごろ、孫娘、胡育瑩ちゃん(2)を大型バイクに乗せ、同県関山鎮の自宅付近をドライブしていた。

 ところが、対向車線を走行中の軽トラックが正面から衝突。2人は10メートルほども飛ばされて死亡。飲酒運転をしていた軽トラ運転手(40)は無事だった。

 台東県議の死亡は、今年に入ってこれで2人目だ。この3月、施向青県議(享年57、国民党)も、国防部長との座談会中、突然心筋梗塞を起こして帰らぬ人となっている。しかも昨年は、厳亜美県議が車を運転中に人をはねる死亡事故を起こしている。

 相次ぐ県議の不幸に「台東県議会の風水が悪いからだ」といううわさが、まことしやかに再び広がっている。というのも、県議会が1998年10月に現所在地(台東市中興路)に移転して以来、問題が絶えないのだ。

 例えば当時現役の第14期(98年3月~02年2月)議員30人のうち、議長を含む3人が任期中に死亡したほか、第14、15期議員の41人が汚職疑惑で訴えられている。

 県議会のある場所がもともと墓地だったことや、わずか200メートル離れたところに斎場(葬儀場)があること、議会ビルの丸い天井のデザインが墓のように見えること、ビル3階の窓が大きな墓石そっくりなことなどが、風水が悪いと言われるゆえんだ。

 県議会は昨年、風水の改善のために駐車場や議会ビル前の池をリフォーム。有名な中台禅寺の惟覚和尚を招いて祈祷(きとう)し、中元節(旧暦7月15日)の法事も大々的に行うなど努力を重ねたが効果はなかったようだ。

 「議会の年回りが悪いからだ」と指摘する議員もいるが、相次ぐ県議の死亡は単なる偶然か、はたまた本当に風水的に良くないのか知る由もない。