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台湾の国際競争力、23位に転落=IMD


ニュース その他分野 作成日:2009年5月19日_記事番号:T00015431

台湾の国際競争力、23位に転落=IMD

 
 スイスの調査研究機関、国際経営開発研究所(IMD)発表の「2009年国際競争力ランキング」によると、世界57の国・地域のうち台湾は過去最悪の23位で、前年の13位より大きく順位を下げた。「ビジネスの効率性」(22位、前年10位)を筆頭に、▽「経済パフォーマンス」、27位(同21位)▽「インフラ」、23位(同17位)▽「政府の効率性」、18位(同16位)──と、評価を構成する4分野すべてで順位を落とした。19日付工商時報などが報じた。

 IMDが台湾の今後の課題として挙げたのは、▽研究開発(R&D)の強化▽生活水準の向上▽中台間の経済・貿易関係の正常化▽企業統治(コーポレートガバナンス)の徹底▽金融・財政改革──。

 なお同ランキングの上位を占めたのは、▽1位、米国(前年1位)▽2位、香港(同3位)▽3位、シンガポール(同2位)──。日本は17位(同22位)、中国は20位(同17位)だった。

 IMDは今年新たに、景気低迷期における政府、企業、社会の対応力や将来に向けた競争力の改善能力を分析する「競争圧力テスト」を実施しランキングを発表した。台湾は21位で、上位には▽シンガポール、2位▽香港、5位▽中国、18位──など、下位には、▽日本、26位▽韓国、29位──などがランクされた。