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金盤国際集団、金門島でカジノリゾート計画


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年5月19日_記事番号:T00015437

金盤国際集団、金門島でカジノリゾート計画

 
 マレーシアの高級ホテル「パレス・オブ・ザ・ゴールデンホーシース」などを経営する金盤国際集団は、離島でのカジノ建設解禁を盛り込んだ「離島建設条例改正案」が年初に立法院で可決されたことを受け、14億米ドルをかけ金門島でのカジノリゾート開発に乗り出す構えだ。19日付工商時報が伝えた。

 開発面積は40ヘクタールで2期に分けて行う。1期は7億~8億米ドルを投じホテル(約300室)などの施設を2010年に着工、2期はカジノ施設やヨット用の船着き場を建設し、宿泊施設も1,000室に拡大する予定だ。また、カジノ営業許可が順調に取得できた場合、1期・2期計画を同時進行させ、13年に完成を目指すとしている。 

 金盤集団の林学冠董事長は「金門には金門コーリャン酒、戦跡、閩南地方(福建省南部)の特色ある伝統建築など観光資源が豊富だ」と指摘したが、中台直航便が定期便化すれば、(金門島を通過する「小三通」コースの利用減とともに)金門は地位を低下させる可能性が高く、「生き残りのため観光やカジノ産業に注力すべきだ」との考えを示した。  金門県政府は7月か8月にカジノ設置の是非を問う住民投票を行う予定だ。