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中油第4ナフサで事故、操業停止の可能性も【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2009年5月19日_記事番号:T00015441

中油第4ナフサで事故、操業停止の可能性も【表】

 
 台湾中油の第4ナフサ分解プラント(高雄県林園郷、通称四軽)で16日午後8時ごろ、圧縮器系統の故障でプラントが自動停止する事故が起きた。既に操業は再開されたが、補修点検のために操業中断に追い込まれるリスクは依然高く、川下業者はエチレンの供給不足を懸念している。19日付経済日報が伝えた。
 
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 同プラントは年産38万トンのエチレンを生産しており、操業中断となれば川下の台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、台湾聚合化学品(USI)、亜洲聚合(アジア・ポリマー)など多くの石油化学メーカーが影響を受けることになる。仮に操業中断となれば契約量の65%程度しかエチレンを供給できなくなる。また、同プラントからプロピレン、ブタジエンの供給を受けている業者にも影響が出る。

 同プラントは通常の90%に生産量を落として操業を続けているが、補修点検が必要になる可能性が高まっている。仮に点検補修となれば、通常半年程度の操業中断が見込まれる。