ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

液晶パネル価格、「6月で上昇止まる」=UBS証券


ニュース 電子 作成日:2009年5月19日_記事番号:T00015448

液晶パネル価格、「6月で上昇止まる」=UBS証券

 
 現在上昇中の液晶パネル価格についてUBS証券は18日、「6月で上昇は止まり、7月以降は供給過剰で下落傾向となる」との見通しを示した。19日付工商時報が報じた。

 UBS証券の程翔ハイテク産業アナリストによると、第2四半期のパネル供給量の伸びは34%で、需要成長率17%の約2倍とみられる。その主因は、生産ライン稼働率が第1四半期の65%から今期は85%まで上昇していることに加え、韓国のサムスン電子やLGディスプレイ(LGD)で新たなラインが稼働したこととみられる。

 程アナリストは、中国、北米、西欧市場の第1四半期のテレビ販売台数がまずまずの成績だったことから、今年通年のテレビ需要予測を従来の1億500万台から1億2,300万台に上方修正した。しかし生産能力の拡充スピードが速過ぎるとして、「第3四半期に供給過剰となることは疑いようがない。需給均衡となるには1億4,000万台の需要が必要」と指摘した。

 一方でクレディ・スイス証券は先ごろ、パネル価格は第3四半期も値上がりが続き、第4四半期は高い水準を維持するとの予測を示している。