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台北101ビル賃貸料、年内に2割上昇か【表】


ニュース 建設 作成日:2009年5月20日_記事番号:T00015469

台北101ビル賃貸料、年内に2割上昇か【表】

 
 20日付工商時報によると、台北101ビルの賃貸事業部門が北京を訪問して中国企業に対する誘致活動を行ったところ、金融業を中心に多数の企業が入居に意欲を示したという。これを受け、同ビルの賃貸料は年末までに2割の上昇が予想されている。仲介業者によると、現在同ビルの賃料は1坪当たり3,500台湾元から4,000元(約1万1,700円)に上昇、高層階では5,000元に達しているもようだ。
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 業界関係者によると、中国企業にとって101ビルの賃料は、上海より安く北京と同程度で特に高額ではないという。さらに、同ビルは台湾のランドマークともいえるため、その価値は高いと評価されているようだ。

 101ビルに既に入居が決まっている中国企業は、▽中国中鋼集団(シノスチール)、61階▽天津天獅集団、27階▽聯想集団(レノボ)、19階――。

 このほか、101ビルが位置する信義計画区では、周辺ビルにも中国企業からの問い合わせが増えており、坪単価3,000元の統一国際大楼は、中国企業にとって101ビルに次ぐ台湾拠点の候補に挙がっているという。また、中台直航便が発着する松山空港近くの国泰寰宇金融大楼も、中国の航空会社が相次いで入居すると予想されている。