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就任1周年で馬総統、「再選で中国と平和協議も」


ニュース 政治 作成日:2009年5月21日_記事番号:T00015487

就任1周年で馬総統、「再選で中国と平和協議も」

 
 20日、就任1周年を迎えた馬英九総統は、海外メディアに対し開いた記者会見で、「2012年に再選を果たせば、平和協議や軍事的信頼関係の構築など大陸(中国)と政治に関わる問題で協議を行う可能性がある」と改めて表明した。しかしこうした協議の前提として「対岸(中国)はまず(台湾に向けて設置している)ミサイルを撤去しなければならない」と語った。21日付工商時報が報じた。

 中国が従来の立場を変更して台湾の主権を認める可能性について馬総統は、「わたしの最長で8年の任期中に大陸の考えがどう変わるかを予測することはできない」とした上で、「『不統、不独、不武(統一しない、独立しない、武力行使しない)というわたしの立場は変わらず、これが維持できれば、両岸(中台)は平和と繁栄を達成できる」という考えを示した。

 また、中台関係の将来的な展望について「台湾人民が決定する。それも後の世代に委ねることで、今決める必要はない」と語った。