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作成日：2009年5月21日_記事番号：T00015491
遠東商銀、ＡＩＧのカード事業買収へ
遠東国際商業銀行は20日、米保険大手ＡＩＧの台湾におけるクレジットカード子会社の「友邦国際信用卡」のクレジットカード事業と売掛債権事業を23億～30億台湾元（約66億～87億円）で買収することを取締役会で決議した。ＡＩＧは金融危機による経営難を受け、台湾を含む海外資産の売却を進めていた。21日付工商時報が伝えた。
遠東商銀は「今後クレジットカード業務のシェアで上位に食い込める。近く調印式を行う」と説明した。買収価格は近く交渉の上で最終決定する。
ＡＩＧは台湾で相次いで資産売却を進めており、友邦国際信用卡をめぐっては、シティグループも買収に関心を示しているとされてきた。
遠東商銀のクレジットカード発行枚数は現在約100万枚で、友邦買収後は125万枚前後に増え、市場シェアも10位圏外から８位に上昇する見通しだ。
