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PC市場、利益率・売上高低下の懸念


ニュース 電子 作成日:2009年5月21日_記事番号:T00015501

PC市場、利益率・売上高低下の懸念

 
 市場調査機関、NPDグループの報告によると、世界パソコン市場の規模は4月、前月比マイナス28%、前年同月比マイナス13%となり、平均販売単価(ASP)は前年比マイナス18%となった。この結果を受けメリルリンチ証券は、PC市場では今後サプライチェーン全体で売上高減少や粗利益率低下といったリスクに直面すると指摘した。21日付自由時報が伝えた。

 NPDの報告によると、大手PCブランドは4月、軒並み前年同月比で売上成長率が落ち、聯想集団(レノボ)はマイナス35%の大幅減、宏碁(エイサー)も2~3月の同16%増から4月は0%に低下した。さらに最大手のヒューレット・パッカード(HP)は米国市場で前年比23%減となった。

 メリルリンチ証券は、末端市場での需要が低迷している上に、液晶パネルやDRAMなどの価格上昇がブランドメーカーのコスト圧力となり、下半期にはサプライチェーンに転嫁される恐れもあると指摘した。