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中国のQ1パネル調達、奇美電が3分の1占める【図】


ニュース 電子 作成日:2009年5月21日_記事番号:T00015507

中国のQ1パネル調達、奇美電が3分の1占める【図】

 
 農村への家電普及プロジェクト「家電下郷」効果により、中国からの液晶パネル調達が増える中、第1四半期に同国へ出荷された液晶テレビおよびモニター用パネル計696万4,000枚のうち、奇美電子(CMO)からの出荷が3分の1に当たる228万枚を占めて最多となった。中国市場の需要増加により最大の恩恵を受けているようだ。2位は129万枚の友達光電(AUO)で、奇美電と合わせて2社で51%を占めた。市場調査機関、ディスプレイサーチの調査結果として21日付工商時報が伝えた。
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 同紙によると奇美電は、1~4月の中国向け出荷では約300万枚で、中国の液晶テレビおよびモニター用パネルの輸入全体の3割を占めたという。

 ディスプレイサーチによると、中国における第1四半期の液晶テレビ出荷台数は710万8,000台で、パネルの在庫消化も順調に進んでいるようだ。また、中国では家電購入に対する補助対象を北京や上海など都市部にも拡大する予定で、今後も力強いパネル需要が続くとみられる。

 AUOの李焜耀董事長は、6月の中国のテレビメーカー訪台で、パネルの一貫調達による値下げ交渉が行われるとの観測に対し、「需要状況からみて値下げはない」との見解を示した。