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作成日:2009年5月22日_記事番号:T00015518
「中国製品は脅威」、約6割が回答
中華民国全国工業総会の「2009年の輸入製品に関する脅威状況」調査によると、回答者の80%近くが輸入製品の脅威を感じていると答え、うち輸出国・地域別では▽中国、58.5%▽韓国、12.3%▽日本、9.2%▽ベトナム、6.2%――と、中国を脅威と感じる割合が圧倒的に高かった。また、輸入製品のうち最も脅威となる「競合する台湾製品の価格、販売量、利益を20%引き下げ、在庫量を20%増加させる製品」として挙げられた161品目の生産国は、▽中国、55.42%▽韓国、6%▽日本、2.4%▽インド、3.6%――となり、これも中国が大きくリードした。22日付工商時報が伝えた。
「脅威を感じさせる輸入品」に占める比率が最も高かった業界は「基本金属および鉱物製造業」の38.8%で、次点は「石油化学および化学製造業」の15.4%、これらのうち脅威を与える国として中国を挙げた回答者は90%を占めた。
なお、日本とインドからの輸入品が100%正規ルートからの輸入となっているのに対し、中国製品は産地偽装、密輸が多く正規ルートを通じた輸入は59.8%にとどまった。
同調査は今年3~4月にかけ、工業総会の会員企業に対しアンケート形式で行われた。