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台塑長園、リチウム鉄電池を年末に量産へ


ニュース その他製造 作成日:2009年5月22日_記事番号:T00015525

台塑長園、リチウム鉄電池を年末に量産へ

 
 電池メーカーの長園科技実業(チャンズ・アセンディング)は21日、同社が昨年7月に台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台塑生医科技(フォルモサ・バイオメディカル・テクノロジー)と合弁で設立したリチウム鉄電池の材料メーカー、台塑長園能源科技が今年末に量産に入り、2010年には年産量5,280万トンの世界一の供給メーカーになるという見通しを示した。22日付電子時報が報じた。

 張惇育同社総経理は、量産が軌道に乗り、需要があれば半年以内に新たな生産ラインを立ち上げられると語った。米国や中国などの省エネルギー政策推進によって、電気自動車などの市場が広がり、長園の利益拡大への貢献を有望視している。

 リチウム鉄電池は従来、特許や生産コスト、技術がビジネス拡大のネックになっていたが、同社は今年2月、米国特許商標庁(USPTO)より材料に関する特許に認可を得た。台湾、中国、日本、韓国、欧州連合(EU)でも現在特許申請を行っている。

 張総経理はまた、リチウム鉄電池は技術が成熟して大量生産ができるようになれば、価格が下落して一気に普及が進むと見通しを語った。