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高雄市長の訪中、55%が肯定的評価


ニュース 政治 作成日:2009年5月25日_記事番号:T00015543

高雄市長の訪中、55%が肯定的評価

 
 民進党所属の陳菊・高雄市長は24日、7月に同市で開催される第8回ワールドゲームズ(五輪で採用されていない競技の国際大会)広報を目的とする4日間の訪中日程を終えて帰台した。25日付聯合報のアンケート調査によると、陳市長の中国での発言などに対し市民の55%が肯定的な評価を下した。
 
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高鉄高雄駅に戻った陳菊市長(中央)。「勇敢な台湾菊」などの横断幕を掲げた支持者の歓迎を受けた(24日=中央社)
 
 陳市長は21日に郭金龍・北京市長と会談した際、馬英九総統について「中央政府のわれわれの馬総統」と発言。台湾が中国とは異なった「別の国」であることを暗に強調したとみられている。また、「北京政府は幅広く台湾社会の声に耳を傾ける必要がある」と指摘した。

 陳市長の訪中には独立派団体から反対の声も上がり、「中国のほうがより大きな成果を得る結果となった」という批判も出た。しかし、聯合報のアンケートでは、「民進党は対中政策路線を調整するべきか」という質問に対し「そうするべき」が55%と半数以上となり、このうちの86%が「より柔軟にするべき」と答え、対中交流の推進など現実的な路線を歩むことに期待感が示された。

 蔡英文同党主席が訪中するべきかどうかについては、51%が「するべき」と回答した。民進党支持者の間では「するべき」が47%、「するべきでない」が32%と意見が分かれた。

 アンケートは5月24日、成人968人を対象に行われた。