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WHOの新型インフル感染例報告、台湾を中国から除外


ニュース 政治 作成日:2009年5月25日_記事番号:T00015544

WHOの新型インフル感染例報告、台湾を中国から除外

 
 20日に台湾で初めて確認された新型インフルエンザA型(H1N1)感染例が、世界保健機関(WHO)の報告の中で中国における感染例に含まれたことを受け、台湾政府が在外公館を通じ交渉を行った結果、23日付でWHOホームページ上に公表された最新報告では、各国の感染者数を記した表の枠外に備考として「中華台北から1人の感染例確認が報告された」と記され、中国とは分離された。葉金川行政院衛生署長はこれについて「『国家』の欄に記載されず、満足はしていないが、受け入れられる」とコメントした。25日付中国時報が報じた。

 台湾での感染例が中国での感染数に含まれたことに対し、「衛生署が台湾を売った」と批判が高まっていた。

 葉衛生署長は、「台湾では既に6人の感染例が確認されているが、WHOがどのような方式で報告を行うか不明だったためまだ最初の1例しか通報していない」とした上で、「今後台湾の感染例が大陸(中国)に含まれるようなことがあれば、二度と通報しない」と強調した。