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中台ECFA調印、「遅くとも来年中に」=馬総統


ニュース 政治 作成日:2009年5月25日_記事番号:T00015545

中台ECFA調印、「遅くとも来年中に」=馬総統

 
 馬英九総統は24日、中国と締結を目指す「両岸経済協力枠組み協議(ECFA)」について、できれば今年、遅くとも来年中に第1段階の調印を実現させ、その後5年をかけて段階的に締結を完了させるとの考えを示した。馬総統が具体的なタイムスケジュールを示したのはこれが初めて。25日付聯合報が報じた。

 馬総統の同発言は、「世界貿易機関(WTO)の未来」フォーラムの開幕に当たって行ったあいさつの中でなされた。馬総統は、来年予定される中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)間の関税撤廃で、台湾の石油化学、自動車、紡織、機械業界が大きな打撃を受けることが予想され、「ECFA締結を急がなければならない」と強調した。

 一方、野党民進党の鄭文燦文宣部主任は、「ECFA締結について中国と内々に合意ができているため、台湾の民意を無視してスケジュールを提示したのではないか」と批判し、「ECFAの是非を問う住民投票実施の必要性が高まった」と指摘した。