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王永慶氏長男、遺産相続めぐり米国で提訴


ニュース 石油・化学 作成日:2009年5月25日_記事番号:T00015554

王永慶氏長男、遺産相続めぐり米国で提訴

 
 昨年死去した台塑集団(台湾プラスチックグループ)の創業者王永慶氏の長男で、グループとは一線を画している王文洋氏(宏仁集団総裁)が、父親の米国における遺産の総額を明らかにするように求め、親族を相手取り、米国で提訴したことが23日までに分かった。24日付経済日報が伝えた。

 消息筋によると、王文洋氏は王永慶氏名義の米国資産が目減りしていることから訴訟に踏み切ったという。王永慶氏は親しいブローカーを介し、破綻したリーマン・ブラザーズのデリバティブ商品に投資していたとされ、金融危機で大きな損失が出たもようだ。王永慶氏に近い筋によれば、投資金額は15億米ドルに上るという。

 王永慶氏の海外における最大資産は台塑の米国子会社(非上場)で、毎年1,200億~1,800億台湾元(約3,500~5,230億円)の売上高がある。友人の試算によれば、王永慶氏の米国における資産は15億~20億米ドルとみられる。