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作成日:2009年5月26日_記事番号:T00015590
Win版ネットブックのサイズ制限、台湾メーカーに打撃も
米マイクロソフトの新世代OS(基本ソフト)、「Windows 7(ウインドウズセブン)」の発売が今年末に見込まれる中、マイクロソフトとインテルは低価格ノートパソコン(ネットブック)に関する規格制限を見直し、Windows 7版ネットブックのディスプレイサイズ上限を、これまでの12.1インチから10.2インチに引き下げることに合意した。これによりネットブック市場の縮小が予想され、同製品に頼ってシェアを拡大している華碩電脳(ASUS)、宏碁(エイサー)、微星科技(MSI)など台湾メーカーの出荷台数や世界シェアに影響が出そうだ。26日付電子時報が報じた。
インテルは先ごろ、同社のプロセッサー、Atom(アトム)のネットブックへの搭載を10.2インチ以下機種に限るとの制限を独自に打ち出したが、多くのネットブックメーカーはプロセッサーをAtomZや威盛電子(VIAテクノロジーズ)製に切り替えて12インチ型製品を発売していた。しかし、今後はこれらの製品も姿を消すことになりそうだ。
また、インテルの新型省電力CULVプラットフォーム搭載ノートPCの需要が高まれば、これもネットブック市場に対する打撃要因となりそうだ。