工業技術研究院（工研院）ＩＴＩＳ（産業技術知識サービス）の統計によると、今年第１四半期のパネル部品産業の生産額は前期比12％減の約716億台湾元（約2,077億円）と、過去２年で最低となった。26日工商時報が伝えた。
このうちカラーフィルターの生産額は163億8,000万元と、前年同期比10.4％減少。ガラス基板はパネルメーカーの部品在庫抑制により258億1,000万元と低迷。バックライトモジュールは前期比19.82％減の205億5,000万元となった。一方、偏光板は、中国の家電下郷効果によるパネル需要により２月から受注が反発した結果、88億5,800万元と前期比1.47％増のプラス成長となった。
パネルメーカーの生産が現在回復傾向にあることから、パネル部品の第２四半期の生産額は前期比10％～20％の成長が見込まれる。
