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合作金庫銀、金融持ち株会社設立へ


ニュース 金融 作成日:2009年5月27日_記事番号:T00015609

合作金庫銀、金融持ち株会社設立へ

 
 合作金庫銀行は凍結していた金融持ち株会社の設立計画を再始動させた。同行は来年上期までに52億台湾元(約151億円)の増資を実施し、全額出資の証券子会社を設立した上で、行政院金融監督管理委員会(金管会)に金融持ち株会社の設立を申請する方針だ。27日付工商時報が伝えた。

 合作金庫銀は16番目の金融持ち株会社となる見通しだ。金融持ち株会社の設立には資本金600億元、総資産7,500億元の条件を満たすことが求められる。既に設立された金融持ち株会社15社の中には条件を満たさないケースがあるが、金管会は新たに設立される金融持ち株会社には厳格に基準を適用する構えだ。

 合作金庫銀の劉灯城董事長は「増資は早ければ年内にも実施する」と述べた。提携関係にある仏保険大手カーディフからの出資受け入れに関しては、「現時点で特定の相手と交渉は行っていない」とした。増資は基本的に従業員、既存株主への割当増資とし、財政部が増資に参加しない場合にはその部分を公募とする方針だ。