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聯成化学、PVC・DOPの生産拡張を計画【図】


ニュース 石油・化学 作成日:2009年5月27日_記事番号:T00015618

聯成化学、PVC・DOPの生産拡張を計画【図】

 
 石油化学原料メーカー、聯成化学科技(UPC)の苗豊強董事長は、ポリ塩化ビニル(PVC)と可塑剤ジオクチルフタレート(DOP)の生産能力を、今後5年間、毎年10~15%増を目標に拡張を進めると表明した。苗董事長はまた、中国南西部、東南アジア市場などの成長を好感しており、中国四川省やベトナム・ハノイでの拠点設置も検討している。27日付交渉時報が伝えた。

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 苗董事長によると、中国のPVC需要は約1,000万トンで年成長率は10%となっている。そのうち約60%の年成長を遂げている硬質PVCは、DOPを加えると軟性を高めることができ、建材から自動車用まで用途を広げることができるという。

 また中国市場におけるPVC生産能力の約80%が高汚染でエネルギー効率・品質の悪いアセチレンカーバイト法を採用しており、今後淘汰が進むとみている。

 なお聯成化学では中国拠点の売上高が全体の約80%を占めているが、そのうち中国国内向けの売り上げが占める比率は今後、50%から70%に高まる見込みだ。