中国海関雑誌社は26日、中国海関総署の統計を基にまとめた「2008年中国の輸出企業ベスト200」を発表した。首位は鴻海精密工業傘下の鴻富錦精密工業（08年の輸出総額262億米ドル余り）で、上位10社のうち６社を台湾系ＩＴ（情報技術）機器メーカーが占めた。27日付経済日報が伝えた。
鴻富錦のほか、上位10位以内に入った台湾系企業は、▽３位、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）傘下の達功（上海）電脳▽５位、華碩電脳（ＡＳＵＳ）傘下の名碩電脳（蘇州）▽７位、クアンタ傘下の達豊（上海）電脳▽９位、英業達（インベンテック）傘下の英順達科技▽10位、仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）傘下の仁宝資訊工業（昆山）──となった。
同誌によると、金融危機発生により景気が低迷したことから、昨年中国から輸出された製品の総額は１兆4,285億米ドルとなり、年成長率は17.2％と世界貿易機関（ＷＴＯ）加盟以降の７年間で初めて20％を下回った。輸出額上位200社の輸出総額は3,675億米ドルで、成長率は全体を上回る21.3％だった。
