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中小型パネルの凌巨科技、部品不足で5月1割減収も【図】


ニュース 電子 作成日:2009年5月27日_記事番号:T00015625

中小型パネルの凌巨科技、部品不足で5月1割減収も【図】

 
 中小型液晶パネルメーカー、凌巨科技(ジャイアントプラス・テクノロジー)は、ドライバIC、発光ダイオード(LED)など部品の供給不足により、5月の売上高が前月比10%弱の減少となる見通しだ。ただ証券会社は、6月にはドライバIC不足が解消して同社の売上高も回復し、第2四半期は前期比20~30%の増収になると予測している。27日付工商時報が報じた。
 
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 凌巨科技は4月、生産ラインがフル稼働となり、売上高が前月比3%増の10億2,000万台湾元(約30億円)となった。しかし、一部の中国ノーブランド携帯電話メーカーが、部品不足の影響からパネル調達を見合わせるなど、最近中国市場からの需要が弱まっているという。

 また国際的大手携帯ブランドからの受注は安定しているものの、これも部品不足から大幅な伸びは望めず、携帯電話向けが売り上げの70%を占める同社にとって成長の足かせとなっている。

 凌巨科技は第1四半期、4億8,300万元の純損失を計上した。しかし証券会社は、中小型パネル価格が上昇傾向にあり、製造コスト水準近くまで回復していることから、下半期に黒字転換を果たすとみている。