ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

がん抑制遺伝子、中央研究院が解明


ニュース 社会 作成日:2009年6月1日_記事番号:T00015635

がん抑制遺伝子、中央研究院が解明

 
 中央研究院の楊泮池院士の研究グループはこのほど、p53がん抑制遺伝子ががん細胞の転移にどのように影響するかに関するメカニズムを解明した。研究成果は国際学術誌のネイチャー・セル・バイオロジーに掲載された。5月28日付工商時報が伝えた。
 
 研究は中央研究院生物化学研究所、台湾大学医学院、国防医学院、成功大医学院が共同で行った。
 
 研究の結果、正常な細胞ではp53がん抑制遺伝子などががん転移を促すたんぱく質に作用し、がん細胞の転移能力を抑制するが、p53がん抑制遺伝子の能力が突然変異で変化すると、がん細胞の転移能力が増すことが分かった。研究グループは今回の発見が肺がんの臨床実験から得られたため、肺がんの転移に深く関与しているとみており、今後肺がんの治療や新薬開発に研究結果を生かしていく方針だ。