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燦坤、天喜旅行社を救済合併へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年6月1日_記事番号:T00015644

燦坤、天喜旅行社を救済合併へ

 
 家電販売大手の燦坤実業は5月27日、経営難に陥った天喜旅行社(スカイラーク・トラベル・サービス)の吸収合併を進める方針を明らかにした。燦坤実業は既に旅行サイト「燦星旅遊網(スタートラベル)」で旅行業に参入しているが、当面は「天喜」ブランドも併用していく方針だ。28日付工商時報が伝えた。
 
 天喜旅行社は相次ぐ不渡りで事実上経営存続が困難となり、監督官庁からツアー催行の差し止めを命じられた。燦坤の創業者、呉燦坤氏と天喜の郭正利総裁が旧知の仲だったことから、両社は26日深夜、燦坤がひとまず資金支援を行い、将来的に燦坤による吸収合併を目指すことで合意した。天喜は日本への高額ツアーを主力としており、格安ツアーが主力の燦星旅遊網とは相互補完性がある。
 
 市場筋によると、燦坤は天喜側に当面の債務問題を解決するため、少なくとも1,000万台湾元(約2,927万円)を支援する方針だとされる。
 
 天喜旅行社は「できるだけ早期に経営計画書を取りまとめ、営業再開を申請したい」との声明を発表した。