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ナフサプラントの中国投資、7月にも開放へ


ニュース 石油・化学 作成日:2009年6月1日_記事番号:T00015649

ナフサプラントの中国投資、7月にも開放へ

 
 経済部は7月から、中国投資の新たな産業別開放リストを検討する予定で、石油化学産業の川上事業、ナフサプラントへの投資などが対象となりそうだ。29日付工商時報が報じた。

 台湾中油傘下、国光石化科技(KPTC)の株主を中心とする8社は、9月に中国福建省泉港区に設置される台湾企業専用の石油化学工業園区進出について正式契約を締結する予定としており、石化産業に対する投資規制の緩和は確定的とみられる。

 ナフサプラントの中国投資開放について経済部関係者は、技術流出の恐れはなく、同産業では人件費が全体に占める割合が1割以下にすぎないため、台湾産業への打撃は大きくないとしている。ただ、開放の条件として台湾に対する同等の投資を要求する方針を示している。

 7月に中国投資の規制緩和検討されるのはほかに、半導体産業の▽IC設計の研究開発(R&D)▽ファウンドリー(製造プロセス0.18マイクロメートル以下)▽パッケージング・テスティング(封止・検査)──、7インチ以下の液晶パネル工場、工業園区開発など。