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製造業界、在庫率が改善


ニュース その他製造 作成日:2009年6月1日_記事番号:T00015650

製造業界、在庫率が改善

 
 製造業界の出荷量に対する在庫量の割合を示す在庫率が3月、76.3%となった。数値は依然高めだが、過去7カ月で最低となり、製造業の景気が谷底を脱したことが示された。経済部の統計として5月31日付工商時報が報じた。

 在庫率は昨年8月の72.1%から5カ月連続で上昇を続け、今年1月には104.3%に達した。これは、昨年第4四半期に生産した製品のうち、在庫に回った量が市場に出回った量を上回ったことを示している。このため、製造業の生産量は第1四半期、33%減少した。経済部によると、景気安定期の平均在庫率は約60%だ。

 液晶パネルの在庫率は3月、38.8%で正常値となり、化学材料も52.0%と過去10カ月で最低だった。今年1月に71.6%だった電子および光学関連の在庫率も54.4%に低下した。