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中鋼の5号高炉、操業開始を来年に延期


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年6月1日_記事番号:T00015654

中鋼の5号高炉、操業開始を来年に延期

 
 中国鋼鉄(CSC)は、傘下の中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)の第2期第1段階の拡張計画である5号高炉の操業開始を、当初予定の今年末から来年2月に延期する。同社幹部によると、鉄鋼市場の景気がまだ好転したとは言えないこと、および従業員の年末年始の休暇を考慮した結果だという。30日付蘋果日報が伝えた。

 5号高炉の年産能力は溶鉄240万トン、粗鋼250万トンの計画。操業を開始すれば、当面はトラブル対応や調整のため、技術者の待機が必要となるが、年末年始は外国人技術者のクリスマス休暇や春節(旧正月)休暇が続くため、春節明けの操業開始を決定したもようだ。

 証券会社アナリストは、鉄鋼市場では供給過剰に減産などで対応しており、中鋼の決定は価格安定にも貢献するとみている。また、中鋼の2号および4号高炉の稼働率は現在7割で、今後需要が急増しても十分対応できる見込みだ。