電子ペーパーメーカーの元太科技（ＰＶＩ）は１日、米国の材料メーカー、イーインクの全株式、関連技術、特許権を２億1,500万米ドルで取得したと発表した。２日付工商時報が伝えた。
ＰＶＩの劉思誠董事長は「イーインクは川上の供給業者で、川上と川下と統合で技術掌握度を高め、コストを削減し、商品開発に要する時間を短縮したい」と述べた。開発期間は３分の１に短縮できると見込んでいる。
買収手続きは10月末までに終了する予定で、財源は増資と転換社債の発行などで賄う。
ＰＶＩは昨年、韓国ＢＯＥハイディスへの出資で損失を計上したが、今年第３四半期にはハイディスの黒字転換が見込まれ、ＰＶＩも第３四半期に黒字を計上できる可能性が高いという。イーインクも今年第１四半期に黒字転換を果たしており、ＰＶＩの収益に貢献しそうだ。
