ニュース
電子
作成日:2009年6月2日_記事番号:T00015685
Q1ノートPC出荷、予想より好調=電子時報
2日付電子時報の統計によると、台湾メーカーによる第1四半期のノートパソコンおよび低価格ノートパソコン(ネットブック)の出荷台数は2,740万台で、前期比19.6%減となったが、当初予測の24.3%減を上回り、前年同期比でも1.3%のプラス成長(当初予測はマイナス5.2%)を維持した。
出荷先別に見ると第1四半期は、米ヒューレット・パッカード(HP)向けが全体の26.5%を占め最大となり、エイサーが19.5%で2位、デルが15.6%で3位となった。HP向けは、他のブランド向けが前期比15%以上の減少となったのに対し、5%減にとどまった。
台湾メーカーによる第2四半期のノートPC出荷について電子時報は、前期比15.3%増、前年比では8.5%増と予測している。なお出荷先別では、ネットブックおよびインテルの新型省電力CULVプラットフォーム搭載機種の出荷増により、エイサー向けがHPと肩を並べるとみている。
また2009年通年では、出荷台数は年成長率10.1%の1億3,800万台となり、成長率は世界平均の12.3%を下回る見通しだ。また08年に91.6%を占めたノートPCの世界市場全体に占める出荷台数シェアは、今年は89.8%まで低下する見込みだ。