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作成日：2009年6月2日_記事番号：T00015688
英ＡＲＭ、小型ノート市場で台湾メーカーと連携
プロセッサーの知的財産権を半導体メーカーに提供する英ＡＲＭホールディングスのイースト最高経営責任者（ＣＥＯ）は１日、インテル主導の小型ノートパソコン市場を攻略していくため、台湾の大手ＩＴ（情報技術）各社との協力を強化していく考えを示した。２日付工商時報が伝えた。
イーストＣＥＯは台北国際電脳展（コンピューテックス）開幕前日の記者会見で、同社はエヌビディア、クアルコム、テキサス・インスツルメンツ（ＴＩ）、フリースケールなど主要半導体メーカーのほか、台湾の鴻海精密工業、宏碁（エイサー）、華碩電脳（ＡＳＵＳ）、宏達国際電子（ＨＴＣ）など大手各社と協力を進め、小型ノートＰＣ市場で「スマートブック」と呼ばれるコンセプトを普及させていく方針を表明した。
ＡＲＭは携帯電話端末用のプロセッサーの知的財産権市場では85％のシェアを握るが、小型ノート市場でのシェアは１％に満たない。今後はスマートブックのコンセプトで2010年に10～20％のシェアを獲得することが目標だ。
