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南亜科技の増資、台プラグループが全面支援


ニュース 電子 作成日:2009年6月2日_記事番号:T00015689

南亜科技の増資、台プラグループが全面支援

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM大手、南亜科技は1日に開催された株主総会で、66.43%(311億7,800万台湾元=約930億円)の減資と、第1段階の増資計画(150億元)の6月中の実施を承認した。同社の呉嘉昭董事長は株主に対し、「台塑集団が全面的にバックアップし、南亜科技の再起を支援する」と強調した。2日付経済日報が伝えた。

 同社は昨年の純損失が過去最悪の367億3,000万元に達し、今年第1四半期も105億1,200万元の赤字となった。同期末の1株当たり純資産は3.78元で、行政院金融監督管理委員会(金管会)の規定により株式の現金取引を義務付けられる5元を下回る水準となった。このため、66.43%の減資で資本金を157億5,500万元に抑えた上で、年末までに2度に分け増資を行う計画だ。6月の増資では1株当たり純資産を11元以上に回復させ、第3四半期の財務報告を行う11月には、株式の現金取引措置が解除されている見通しだ。さらに、年末までに再度150億元以下の現金増資または国際預託証券発行を行う予定だ。