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作成日：2009年6月3日_記事番号：T00015703
裕民航運のばら積み船、輸送能力で域内最大へ
遠東集団の徐旭東董事長は、傘下の裕民航運で来年新たに船舶を３隻購入し、輸送能力の拡大に努めることを明らかにした。造船後３～５年の既存船舶を購入する方針だ。同社総船舶数は35隻、総積載量は365万トンに達し、ばら積み船海運会社としては台湾で最大規模となる見込みだ。３日付経済日報が伝えた。
徐董事長はまた、価格や時機を見ながら総船舶数のうち毎年10～20％に当たる５～10隻の買い替えを進めることを検討していると語った。
徐董事長はまた、さらに中台関係について「発展に興奮している」と話し、中国の経済成長率は今年８％を維持するとの楽観的な見通しと合わせ、海運需要の増加を期待していると述べた。
なお、ばら積み船の市況を示すバルチック海運指数（ＢＤＩ）は、今月１日には3,681ポイントと過去８カ月で最高水準に達しており、徐董事長も「ばら積みの市況回復で、裕民航運の成長を楽観している」と語った。
