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4月の不動産売買・譲渡件数3万件を回復【図】


ニュース 建設 作成日:2009年6月3日_記事番号:T00015710

4月の不動産売買・譲渡件数3万件を回復【図】

 
 内政部統計処の最新統計によると、台湾全土における4月の不動産売買・譲渡件数は3万782件となり、4カ月連続のプラス成長、8カ月ぶりの3万件台回復を記録した。同統計によると、単月の売買・譲渡件数は1999~2008年平均で約3万1,000件で、3万件が不動産市場の景気を占う目安となっている。3日付蘋果日報が報じた。
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 不動産仲介大手、信義房屋の蘇啓栄・企研室経理は、今年1月の売買・譲渡件数は2万件以下まで落ち込んだが、4月はついに3万件を回復し、不動産市場が順調に回復していることがうかがえるとしている。

 淡江大学産業経済系の荘孟翰副教授は、不動産市場の急速な回復について「総額2,000億台湾元(約5,900億円)の優遇不動産ローンの追加実施計画や、中国資本の台湾投資開放による不動産価格上昇への期待が消費者を市場に呼び込んだ」と分析した。

 内政部の統計によると、政府の優遇不動産ローン申請件数は、5月1日から27日までの期間で1万4,420件と、4月より1,543件増加しており、5月の売買・譲渡件数はさらに増加するとみられる。