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中国ソーラーギガ、景懋光電を買収へ【表】


ニュース その他製造 作成日:2009年6月3日_記事番号:T00015713

中国ソーラーギガ、景懋光電を買収へ【表】

 
 太陽電池用単結晶シリコンウエハー中国2位の陽光能源控股(ソーラーギガ・エナジー)は2日、9億7,300万台湾元(約28億7,000万円)を投じて、台湾の太陽電池モジュールメーカー、景懋光電(KINMAC SOLAR、元・奈米龍科技)の株式78.93%を取得すると発表した。中国資本による台湾投資開放が秒読み段階となる中、台湾の太陽電池関連メーカーへの出資を中国資本が表明したのはこれが初めてのケースだ。3日付経済日報が報じた。
 
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 ソーラーギガは中国遼寧省錦州市を拠点とし、年産能力は約200メガワット(MW)。多結晶シリコン材料や太陽電池製造などのリソースも備えているが、モジュールへの展開を欠いている状態だった。同社は今回の買収で太陽電池産業の垂直統合を完成させたい考えだ。

 一方景懋光電の年産能力は現在30MWだが、下半期にはこれを倍増させる計画だ。

 ソーラーギガは、これまで一貫して台湾の太陽電池メーカーとの密接な関係を維持しており、台湾の合晶科技(ウエハーワークス)が同社に21.2%を出資している。今後はソーラーギガ、合晶科技、景懋光電の3社で協力して中国太陽電池市場での商機獲得を目指す構えだ。